スーパー中学生と言われた逸材、高校154キロ右腕も… 来年のドラフトは高校生に注目

早大・徳山壮磨【写真:編集部】
早大・徳山壮磨【写真:編集部】

大学にも好選手揃う、侍ジャパン経験者の筑波大・佐藤や、大阪桐蔭優勝バッテリーも

 2020年「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」では支配下で74選手、育成で49人、計123人の選手が12球団から指名を受けた。気は早いが、2021年のドラフト候補には高校生に注目が集まりそうだ。

 高校生で編集部がこれからの成長株として注目したいのが、智弁学園の小畠一心、西村王雅の両投手。入学してから、すぐに公式戦のマウンドに立ち、甲子園も経験。この2枚看板が切磋琢磨して、どのような成長曲線を描くのか。また1年生から主軸を任される前川右京外野手も左打者ながら先輩の巨人・岡本和真内野手の高校時代に引けをとらない打球の飛距離を持つ。県内には天理の193センチ右腕の達孝太投手という存在もおり、凌ぎを削ってさらなる飛躍を期待したい。

 各球団のスカウトとファンの視線、話題を集めそうなのは、大阪桐蔭では最速154キロを既に計測している関戸康介投手。明徳義塾中2年時に軟式で146キロを計測した逸材だ。関戸とともにスーパー中学生として注目された最速153キロ右腕・高知の森木大智投手や、U-15侍ジャパンも経験している青森山田の藤森粋七丞(ふじもり・いきなすけ)投手も楽しみな投手だ。

 今年、豊作だった大学生、社会人にも高校で甲子園や日本代表経験を持った選手が揃う。筑波大の佐藤隼輔投手や明大の丸山和郁外野手は2年生から大学ジャパン入り。佐藤は昨年の日米大学野球選手権でも好投し、優勝に貢献した一人で、大学球界の主役になるかもしれない。左腕の山田龍聖投手が高岡商業からJR東日本入り。高校時代からスカウトの評価は高かった。ただ、まだドラフトまであと1年ある。ここから大きな飛躍を遂げる選手や逸材も多く出てくるだろう。楽しみに待ちたい。

【来年の主なドラフト注目選手】

(高校生)
藤森粋七丞(青森山田・投手)右右

風間球打(ノースアジア大明桜・投手)右左

石田隼都(東海大相模・投手)左左

関戸康介(大阪桐蔭・投手)右右

松浦慶斗(大阪桐蔭・投手)左左

小畠一心(智弁学園・投手)右右

西村王雅(智弁学園・投手)左左

達孝太(天理・投手)右右

小園健太(市和歌山・投手)右右

森木大智(高知・投手)右右

徳丸天晴(智弁和歌山・外野手)右右

前川右京(智弁学園・外野手)左左

(大学生)

森田晃介(慶大・投手)右右

徳山壮磨(早稲田大・投手)右右

三浦銀二(法大・投手)右右

森圭名(青山学院大・投手)右右

宮路悠良(東海大・投手)右左

高杉勝太郎(東海大・投手)右右

佐藤隼輔(筑波大・投手)左左

椋木蓮(東北福祉大・投手)右右

福井章吾(慶大・捕手)右左

丸山和郁(明大・外野手)左左

川村友斗(仙台大・外野手)右左

(社会人)

山田龍聖(JR東日本・投手)左左

大谷拓海(セガサミー)右左

(Full-Count編集部)

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