DeNAラミレス監督、ドラ1森のプロ初安打に驚き 「ちょっと可哀想かと思ったが見事」
ロペスの満塁弾に「あそこが試合のターニングポイントだった。アメイジング」
■DeNA 9-2 巨人(27日・横浜)
DeNAが27日、本拠地での巨人戦を14安打9得点の猛攻で9-2で勝利した。先発の大貫が6回2失点で10勝目。打線はロペスが勝利を引き寄せる満塁弾を放ち、ダメ押しの4点を奪った8回には、プロ初打席となった森が代打で二塁打を放った。2番手で登板したパットンが来日通算100ホールドを達成するなど、記録づくめの快勝に、ラミレス監督は日本語で「オメデトウゴザイマス」を連発した。
1点リードの5回、2死満塁の場面でロペスが左中間スタンドに入るグランドスラムを放った。指揮官は「あそこが試合のターニングポイントだった。アメイジング、素晴らしかった」と巨人先発の戸郷をKOした一打を称賛した。
リードが3点となった8回には、3番手の平田が1死も取れずに降板し、走者2人を置いて前の打席で本塁打を打っている丸を迎えたが、替わった石田が打者3人をパーフェクトに抑えた。ラミレス監督は「石田はウチのリリーフでもベストな投手。今日はそれを証明してくれた」と満足そうに話した。
打者9人の猛攻で4点を奪った8回には、ドラフト1位ルーキーの森が代打で登場し、二塁打を放った。巨人の4番手・ビエイラの154キロの速球をはじき返した打球は、レフトフェンス直撃で、もう少しで本塁打という当たりだった。
指揮官は「常時150キロオーバーの投手を相手にプロ初打席というのはちょっと可哀想かとも思ったが、見事に結果を出してくれた」と驚いた様子で「オメデトウゴザイマス」とプロ初安打を祝福した。プロ2年目で初の2ケタ勝利を達成した大貫にも日本語で祝福を繰り返すなど、今季大きく負け越していた首位巨人相手の快勝に、ラミレス監督は最後まで上機嫌な様子だった。