新型コロナ感染で途中交代のターナーが試合後にセレモニー参加 マスク外し記念撮影も

トロフィーを抱えるドジャースのジャスティン・ターナー【写真:AP】
トロフィーを抱えるドジャースのジャスティン・ターナー【写真:AP】

ターナーは新型コロナ感染が判明し8回の守備で途中交代も…試合後はセレモニーに参加

 ワールドシリーズは27日(日本時間28日)、テキサス州アーリントンで第6戦が行われ、ドジャースが3-1でレイズに勝利し1988年以来32年ぶり7回目のワールドシリーズ制覇を果たした。ジャスティン・ターナー内野手が新型コロナウイルスに感染したことが試合中に判明し8回守備で途中交代となったが、試合後のセレモニーではマスクを取りチームメートと写真を撮り、エース・カーショーと抱擁するなど米で物議となっている。

 ターナーは「3番・三塁」で先発出場していたが8回守備からヘルナンデスと交代。この理由が新型コロナに感染し隔離されていたことが判明。MLB機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーも「試合中に(ターナー)の感染を知り、隔離する措置を取った」と声明を発表していた。

 試合後は歓喜に沸くドジャースナイン。だが、セレモニーが始まるとマスク姿のターナーがグラウンドに姿を見せエース・カーショーと抱擁。マウンド付近で行われた集合写真ではマスクを取り笑顔で記念撮影の輪に入る姿も中継局のTVで確認されていた。

 米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のレビ・ウィーバー記者はこの光景に自身のツイッターで「いやぁ、ジャスティン・ターナーはまたフィールドにいる。彼とカーショーがちょうど今ハグしていた。二人ともマスクはしていた。だけど…」と困惑した様子。

 NYメディア「Newsday」のグレッグ・ローガン氏も「ドジャースの世界一が決まり、ターナーがフィールドに戻ってよしとさせたMLBの判断が忘れ去られることはないと、私は確信している。完全に医療規定に反している。彼は試合中に陽性になったんだ」と、ルール違反を指摘している。

 試合後、ターナーは自身のツイッターを更新し「連絡くれた皆、ありがとう! 体調は凄くいいし、症状も全く出ていないよ。僕の仲間たちとフィールドで祝福できなかっただなんて、信じられないよ! このチームを凄く誇りに思うし、ロサンゼルスの街のことを思うと僕も信じられないくらい嬉しい気分さ」と綴っている。

(Full-Count編集部)

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