ホークス栗原、9年前に心奪われた左腕から豪快アーチ 「ワクワクしながら打席に」

「メジャーでもやってこられたピッチャーなので、自分のレベルを知ることができた」

 最初の対決は空振り三振に斬って取られた。工藤公康監督も「1打席目を見ると難しいと思ったんですけど……」と言うほどの完敗だ。それでも1打席目で「球種を見ることができたので、そこからどう対応するか考えて」と2打席目でしっかりとリベンジしてみせた。しかもヒットではなく、本塁打という強烈なリベンジだ。

「最近はヒットもなかったので、大きな一本になりました」という栗原だが、3打席目には力のない二塁ゴロに打ち取られた。「メジャーでもやってこられたピッチャーなので、自分のレベルを知ることができた。もっともっと上にいかないといけないと思います」と慢心はない。

 この日の初対決を「プラス材料になりました」と語り「次に対戦することがあれば、今日の感覚を活かしてヒットを2本、3本と打ちたいです」と、対戦を心から楽しんでいる様子。野球少年時代に見た“凄いピッチャー”の実力を目の当たりにしながらも、次の対戦胸を躍らせる。そこに栗原のこの1年の成長の凄さがあるように思えた。

【動画】中学生の時に観た憧れの投手からの一発 ソフトバンク・栗原の均衡を破る先制ホームラン

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY