趣味はカフェ巡り、特技はペン回し 楽天2位の156キロ右腕・高田が目指す則本ロード

趣味はカフェ巡りで、コーヒーを飲みながら読書、映画鑑賞も

 担当の部坂スカウトは「(高田投手の投げる)ゲームを何度も見た。体もガッチリしているし、非常に楽しみです。気持ちのこもったボールを投げる。先発でも中継ぎでも抑えでもできるので期待しています。(1位の早川と)切磋琢磨して頑張って欲しい」とドラ1左腕と共に、将来、チームを背負う投手になる未来を描いていた。

 高田は平塚学園の1年生の時から公式戦のマウンドに立ち、注目を集める右腕だった。高校時代の最速は146キロ。力でねじ伏せることができたが、高いレベルになってからはそうはいかないと、大学進学後は技術向上に努めた。大学に入るとカットボールとスプリットを磨き、力強い直球が、より映えるようになった。

 ロッテ1位に指名された大学同期の鈴木昭汰投手によると「高田は一切練習の手を抜かない。闘志を胸に秘めるタイプで黙々と練習をしています。姿勢で引っ張っていってくれます」と話す。マウンドでも表情はあまり変えずに目の前の打者を倒していくことに集中しているため、クールに見える時もある。

 そんな高田だが趣味はカフェ巡りで、コーヒーを飲みながらゆっくりと本を読んだり、映画を見たりするのを好む。手先が器用でペン回しも得意。甘いものやビリヤードも大好きなど、グラウンドを離れれば、爽やかな笑顔を見せながら時間を過ごす青年だ。そんな「ON」と「OFF」の切り替えがしっかりとできるところも魅力の一つだ。

 指名されてからは、則本昂や岸、涌井ら先輩の映像を見て勉強。「自分の足りないものを吸収して行きたいと思います」と研究熱心な姿も見せた。則本昂も大学からドラフト2位で入団した右腕。エースの系譜を辿ることができるかも楽しみの一つ。「1年目から開幕1軍で貢献したい」「将来、高田がマウンドに上がれば大丈夫だ!と楽天ファンの方から言ってもらえる投手になりたいです」と力を込めていた。

(Full-Count編集部)

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