鷹・周東「思い切ってスタート切りました」 プロ野球新記録の12試合連続盗塁決める
10月16日の楽天戦から12試合連続で盗塁を決め、福本豊氏を抜く
■ソフトバンク – ロッテ(29日・PayPayドーム)
ソフトバンクの周東佑京内野手が日本新記録となる12試合連続盗塁を決めた。29日、本拠地PayPayドームで行われたロッテ戦に「1番・二塁」でスタメン出場。初回に二盗を決めて、1971年と1974年に福本豊氏(阪急)が樹立したプロ野球記録をついに塗り替えた。
初回の第1打席で二塁内野安打で出塁すると、続く中村晃の打席でスタートを切って二盗に成功した。10月16日の楽天戦で今季35個目の盗塁を決めてから、これで12試合連続盗塁に。福本氏が2度記録した前人未到の大記録を46年ぶりに塗り替えた。
周東は盗塁を決めると、記念のプレートを手渡されてファンの大きな拍手に応えた。球団を通じて「1打席目からヒットで出塁出来たので、思い切ってスタートを切りました。自分一人で達成出来る記録ではないので、後ろの打者の方々のおかげですし、感謝しています。先制点にも繋がってくれましたし、成功出来て良かったです」とコメント。チームメートに感謝した。
これで10月の月間盗塁数は22盗塁に。こちらも福本氏が持つ月間盗塁のプロ野球記録27盗塁にはあと「5」となった。今季は48盗塁となり、2位の日本ハム西川遥輝外野手とは10個差に。育成出身者として初の盗塁王にも近づいている。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)