Wソックス名将復帰で珍ハプリング 球団発表メールに“サイン盗み監督”の署名が…

Wソックスの監督に就任したトニー・ラルーサ氏【写真:AP】
Wソックスの監督に就任したトニー・ラルーサ氏【写真:AP】

ホワイトソックスが歴代3位の通算2728勝ラルーサ氏の監督就任発表でまさかのミス…

 ホワイトソックスは29日(日本時間30日)、歴代3位の通算2728勝を挙げているトニー・ラルーサ氏の新監督就任を発表した。4日に76歳となった名将の監督復帰となるが、球団発表時にあり得ないミスがあったようだ。米ヤフースポーツが伝えている。

 76歳のラルーサ氏はホワイトソックス、アスレチックス、カージナルスで監督を務め、33シーズンに渡る監督生活でワールドシリーズを3度制覇した。監督通算成績は2728勝2365敗。最優秀監督賞には両リーグ計4度選ばれた。2011年にカージナルス監督を退き、14年に米国野球殿堂入りしている。

 名将の10年ぶり監督復帰。しかし、ホワイトソックスが送った新監督発表メールの画像には、アストロズのサイン盗み問題で監督解任となったAJ・ヒンチ氏の署名が記されたのだ。米ヤフースポーツは「ホワイトソックスはラルーサの監督就任を発表した……不名誉なアストロズのAJ・ヒンチ監督の署名とともに」と報道。球団公式ツイッターで公表した際には署名が修正されたが、何とも恥ずかしいミスとなった。米ヤフースポーツは「AJ・ヒンチは今、“サイン”を盗まれるのがどんな気持ちか分かると言えるだろう」と伝えた。

 そのヒンチ氏は昨オフに発覚したアストロズのサイン盗み問題で科された1年間の出場停止処分が解けた。大リーグ公式サイトなど米複数メディアは、タイガース監督の最有力と伝えている。また、ヒンチ氏と共にアストロズGMを解任となったジェフ・ルーノー氏は「サイン盗みを把握していた」と米メディア「ジ・アスレチック」が報道。昨オフはサイン盗みに関与していないスタンスを貫いていたものの、また騒動を掘り起こされている。一連の米報道は、サイン盗みの罪の重さが伝わるものとなっている。

【画像】名将ラルーサ氏が新監督に就任したのに…ホワイトソックス発表メールに“サイン盗み監督”の署名が記された実際の画像

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