ドラフトから5日、悔しさをバネに… 指名漏れを味わった選手が東京六大学で奮闘

31日の法大戦に先発した立大・中崎響介【写真:荒川祐史】
31日の法大戦に先発した立大・中崎響介【写真:荒川祐史】

立大・中崎は4回0封の快投、法大・村田&羽根は意地の安打

 東京六大学秋季リーグ戦は31日、2試合が行われ、DeNA1位指名の明大・入江大生投手、ロッテ1位指名の法大・鈴木昭汰投手、オリックス4位指名の立大・中川颯投手(いずれも4年)と26日のドラフトで会議で指名を受けた登場した一方、第1試合の立大―法大戦はプロ志望届を提出しながら指名漏れを味わった選手が奮闘した。

 5日前の悔しさをぶつけるように奮闘した。立大・中崎響介投手(4年)は指名漏れとなった26日のドラフト会議から初の試合で先発マウンドに立つと、春の王者・法大打線を相手に立ち上がりから3イニングを完全投球。4回先頭を四球で出したが、後続を断って4回を54球で無安打無失点に抑えた。チームは今季継投策を取っており、2番手のエース・中川にバトンを繋いだ。

 一方の法大も4番・村田雄大左翼手(4年)が7回にようやくチーム初安打となる三塁内野安打を放つと、8回には5番・羽根龍二一塁手(4年)が右前打で続いた。ともに指名漏れを味わった2人。同じく立大・宮慎太朗遊撃手(4年)はヒットこそなかったものの、主将として守備の要としてチームを盛り立てた。社会人入りすれば、再度指名解禁となる2年後へ、再出発を切った。

 なお、試合は立大の4番・三井健右左翼手(4年)が現役トップ通算9号3ランを放つなど4-2で勝利。溝口智成監督は「点数を優位に進められた。三井のホームランで選手が楽な気持ちで前半行けたことが良かった」と振り返った。

(Full-Count編集部)

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