5球団競合の選手も! 「eドラフト会議」で2020シーズンの顔ぶれが決定
元中日の脇直希選手に5球団が競合…阪神が指名権獲得でトラッキー大喜び
町田選手は「全体の1位で指名されてとても光栄に思っています。ライオンズは2018年の日本一チームでしたが、昨シーズンは残念ながら最下位になってしまったので、今年は自分の力で王者・ライオンズを日本一にできたらいいなと思います。必ずパ・リーグで優勝して、日本一になって王座を奪回したいと思います」とコメント。新しいチームで2020年シーズンを迎える。
球団は「チームスタイルにあった選手を選んだつもりです。昨年優勝を経験されているお2人ですので、チームの軸になってもらうことを期待しています」と指名の理由を明かした。また昨シーズン限りで引退し、西武のアドバイザーに就任した緒方寛海さんは「アドバイザーという形で関わらせて頂いているのですが、優勝を逃してしまったので、今回選ばれた2人に頑張って優勝に導いていただければと思います」と2選手に期待を寄せた。
12球団が指名する3巡目は、元中日の脇直希選手に西武、阪神、広島、ソフトバンク、オリックスの5球団が競合。さらに巨人の球団職員としても知られる坂東秀憲選手が巨人とDeNAの重複指名を受けた。昨季リーグ優勝のロッテとヤクルトは元ロッテの柳虎士郎選手を指名した。
ドラフト会議のくじといえば封筒の入った箱だが、今回はオンライン。数字が割り当てられた封筒の番号を選ぶ方式が取られていた。5球団競合の脇選手は球団マスコットのトラッキーが直々に番号を選んだ阪神が指名権を獲得。トラッキーも立ち上がって大喜びした。
5球団指名直後から喜びの表情を見せていた脇選手。「3巡目でどこかの球団から指名があればうれしいと思っていたのですが、5球団が競合するような評価を球団からして頂けたのはとてもうれしかったです。そのなかでご縁があってタイガースに決まったので、日本一を目指して、開幕戦に向けて全力で準備し、魂を込めてシーズン開幕を迎えられるように頑張りたいと思います」とコメントを残した。