助っ人たちは戦力になったのか? 12球団の新外国人たちの働き&成績を検証【セ編】

ヤクルトのクックはわずか7試合の登板で早々に帰国

○阪神
エドワーズ 19試合0勝1敗0S9H 2.37
ガンケル 27試合1勝4敗0S11H 3.31
スアレス 48試合2勝1敗24S7H 2.37
ボーア 99試合329打数80安17本45点 .243
サンズ 104試合360打数95安19本63点 .264

 オフに大補強を敢行し、昨季から在籍する助っ人合わせて8人体制で今季に臨んだ阪神。ソフトバンクから移籍となったスアレスは守護神となり、ここまで24セーブ。ボーアは浮き沈みこそ大きかったものの、チームで3位となる17本塁打を放ち、サンズは同2位の19本塁打。ともにチームに不足していた長打力をもたらした。一方でエドワーズとガンケルはやや物足りない結果か。

○広島
スコット 7試合0勝3敗0S0H 15.75
DJ・ジョンソン 14試合0勝0敗0S1H 4.61(→楽天へ)
ピレラ 93打数303打数79安11本34点 .261

 ここまで5位に沈む広島は新助っ人が期待ほどの活躍を見せられなかったのも痛かった。抑えとして開幕を迎えたスコットは2試合続けて救援に失敗し、ここまで7試合の登板にとどまる。DJ・ジョンソンも結果を残せずに楽天に移籍した。ピレラは打率.261、11本塁打とまずまずの成績を残したが、チーム成績を押し上げるほどの成績ではなかった。

○中日
ゴンサレス 27試合0勝0敗0S4H 4.85
ロドリゲス 10試合3勝4敗0S0H 3.98
シエラ 24試合76打数18安打1本7点 .237

 セ・リーグ3位につけ、8年ぶりAクラスが見えてきた中日。ゴンサレスはリリーフとして27試合に登板し、ロドリゲスはシーズン途中から先発ローテに入り3勝を挙げた。ただ、ビシエドやR・マルティネスら既存の助っ人が活躍する一方で、新たに加入した外国人選手はさほどインパクトは残せなかった。

○ヤクルト
クック 7試合0勝3敗0S0H 7.88
エスコバー 99試合360打数101安1本30点 .281

 最下位に沈むヤクルトは先発として期待されたクックがこれを裏切る結果に。上半身のコンディション不良で出遅れ、復帰後も7試合で0勝3敗、防御率7.88と散々な結果に。シーズン終了を待たずに先日帰国した。エスコバーは打率.281とまずまず。もともと長距離砲ではなく、さすがの守備力とともに十分な役割だったのではないだろうか。

(Full-Count編集部)

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