西武戦力外の多和田「野球を続けていければ」 トラブル続き相内は現役引退へ

西武・多和田真三郎【写真:荒川祐史】
西武・多和田真三郎【写真:荒川祐史】

相内「野球は引退し、また新たな道を歩んでいきたい」、藤田も引退へ

 西武は3日、多和田真三郎投手、相内誠投手、藤田航生投手に来季の契約を結ばないことを通告したと発表した。多和田は現役続行、相内と藤田は現役引退する意向を示した。

 15年ドラフト1位で西武に入団した多和田は18年に16勝を挙げて最多勝を獲得。昨季は開幕投手を務めたが1勝6敗と低調に終わり、12月に自律神経失調症を患っていることを公表。契約保留選手のまま病状の回復を待ち、今春キャンプには参加しなかった。7月30日に支配下選手契約を締結したが、1軍登板なし。イースタンでは5試合登板し、1勝2敗、防御率3.65の成績だった。

 12年ドラフト2位の相内は今季1軍登板はなく、イースタンでは13試合登板、0勝0敗、防御率2.13。過去には無免許運転や未成年飲酒などで処分を受け、今季は無期限の対外試合出場禁止処分を受けるなどトラブルもあった。藤田はイースタンで8試合登板、0勝1敗、防御率13.50だった。

◯多和田真三郎投手
「今後の事は分かりませんが、野球を続けていくことができればと思っています」

◯相内誠投手
「これまでライオンズに在籍させていただき、一番印象に残っている試合は昨年の4月25日の千葉ロッテマリーンズ戦です。(勝利投手の権利を得て降板したが)自分の中では一番の投球をすることができたと思います。ファンの皆さまには、こんな自分を応援していただき、本当にありがとうございました、と伝えたいです。今後については、野球は引退し、また新たな道を歩んでいきたいと思います」

◯藤田航生投手
「僕は地方から出てきたので、埼玉西武ライオンズに入った時は全てが新鮮と感じたことを思い出しました。ファンの皆さまには、今まで応援していただきありがとうございました、と伝えたいです。そして1軍のマウンドで投げる姿を見ていただくことができず終わってしまい、悔しい気持ちです。(プロ生活の中で)イップスになってしまい、思うように投げられないことがありました。実は高校時代、怪我をしたときに理学療法士を志したこともあり、今後は自分のように、思うように身体を動かせなかったり苦しんでいる人達の手助けをできるようになりたいです」

(Full-Count編集部)

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