「最後までビタビタ」引退の中日吉見、4球連続“糸引くアウトロー”にファン涙

中日・吉見一起【写真:荒川祐史】
中日・吉見一起【写真:荒川祐史】

ヤクルトの山崎に対して4球連続外角低めで空振り三振を奪取

■ヤクルト 5-4 中日(6日・ナゴヤドーム)

 今季限りで現役を引退する中日の吉見一起投手が6日、ナゴヤドームでのヤクルト戦に先発。引退マウンドで打者1人に対し、全く衰えを知らない制球力で空振り三振を奪取。スタンドは大きな拍手に包まれ、ファンからは引退を惜しむ声が相次いだ。

 先頭に山崎を迎えた吉見は、初球から外角低め一辺倒。捕手の木下拓のミットが微動だにしないコントロールで追い込むと、1球ボールを挟んだ4球目に糸を弾くような138キロ直球で空振り三振に。“精密機械”と呼ばれた右腕らしい、最後の4球だった。

 この惜別マウンドを「DAZN」の公式ツイッターが動画で公開。ファンは「最後まで化け物コントロールやったな」「こんな精密機械なのに引退は本当に勿体無いなぁ…」「吉見まだまだいけるやろ」「精密機械は変わってないな! まだまだできる気がするけど…」と惜しんでいた。

(Full-Count編集部)

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