巨人・坂本勇人が史上53人目の2000安打達成 王貞治&長嶋茂雄超え、史上2番目の若さ
31歳10か月での到達は1968年に達成した榎本喜八の31歳7か月に次ぐ歴代2位のスピード記録
■巨人 – ヤクルト(8日・東京ドーム)
巨人の坂本勇人内野手が史上53人目の通算2000安打を達成した。8日に行われた本拠地・東京ドームでのヤクルト戦に「3番・遊撃」でスタメン出場すると、初回の第1打席で左翼線への二塁打を放ち、ついに大台に乗せた。
前日7日の同カードで1999安打目を放ってリーチをかけていた坂本。初回2死で打席が回ってくると、外寄りの球に体勢を崩しながらも左翼線へ。二塁に到達してスタンドからの拍手喝采を浴びると記念のボードを掲げ、同僚の中島とヤクルト山田哲人から花束を受け取った。
さらに続く4番・岡本の中前適時打で、坂本は一気に生還。先制のホームを踏み、ベンチに戻るとナインらから祝福を受けた。
2006年の高校生ドラフト1巡目で光星学院から巨人に入団した坂本は今季でプロ14年目。ルーキーイヤーの2007年9月6日の中日戦で、延長12回に高橋からプロ初安打を放つと、2年目の2008年にはレギュラーに。大きな負傷離脱もなく試合に出場し続け、通算1783試合目の出場で2000安打の大台に到達した。
31歳10か月での到達は1968年に達成した榎本喜八の31歳7か月に次ぐ歴代2位のスピード記録。張本勲氏(32歳2か月)や王貞治氏(34歳2か月)、長嶋茂雄氏(35歳3か月)を抜く大記録に。
1782試合での達成は川上哲治氏(1646試合)、アレックス・ラミレス氏(1695試合)、長嶋茂雄氏(1708試合)、張本勲氏(1733試合)、小笠原道大氏(1736試合)、松井稼頭央氏(1742試合)、若松勉氏(1757試合)に次ぐ歴代8位となる。