田中将大は「ヤ軍でやり残したことが…」 他球団と同条件なら再契約と番記者予想
大リーグ公式サイト・ホック記者「今のチームが最も優勝に近い。タナカは1、2年残留して…」
ヤンキースからFAとなった田中将大投手の去就について、ヤンキース番記者はどう見ているのか。大リーグ公式サイトのブライアン・ホック記者はヤンキース番組「トーキン・ヤンクス」に出演。田中が“ヤンキース愛”で残留すると予想した。
ポストシーズン終了後。田中は今季が7年契約最終年。ここまで通算174試合登板して78勝46敗、防御率3.74と安定した成績を残してきた。ホック記者は楽天から移籍した14年の入団会見を述懐。チャンピオンリングをつかむために残留を希望すると読んでいるようだ。
「最近、彼の入団会見を振り返りました。その時に彼はワールドシリーズを制覇するためにここに来たと言っていました。チャンピオンになりたいからヤンキースを選んだと。それをまだ達成していません。彼の責任ではありません。素晴らしいヤンキース選手でした。そのやり残したことだけでも彼は残留するかもしれないと思っています」
「在籍期間の中で今のチームが最も優勝に近いと思います。最初の数年は酷いチームでした。ジョー・ジラルディ監督の2014、15年のチームはワールドシリーズを制覇できるチームではありませんでした。2021年のチームを見れば、タナカは1、2年残留し、ニューヨークで成し遂げようとしていたことを達成しようと考えるかもしれません」
今オフ、ヤンキースは田中に自軍選手を対象にした1年1890万ドル(約21億円)のクオリファイングオファーを提示しなかった。先発ローテ強化へ田中は他球団との争奪戦となるが、ホック記者は「勝機あり」と踏んでいる。
「条件が同じなら、彼(田中)はヤンキース残留を望むでしょう。数年前にオプトアウトの権利がありましたが、ここでプレーしたいとすぐに決断しました。来季プレーするならヤンキースを望むでしょう。そうでない場合は、ヤンキースのオファーが他よりも劣っていたからです。条件が同じであれば、彼はヤンキース残留を望むと思います」
来季もピンストライプのユニホームに身を包むのか注目だ。
(Full-Count編集部)