鷹・周東が2回も刺された! “甲斐キャノン”ならぬ“海キャノン”が猛アピール
12日に行われた紅白戦で海野が周東の盗塁を2連続で阻止
12日にPayPayドームで行われたソフトバンクの紅白戦で、ルーキー・海野隆司捕手が今季50盗塁の周東佑京の盗塁を2度に渡って阻止。強肩と正確なコントロールで首脳陣に猛アピールした。
紅組の捕手として出場した海野は、3回表と4回表の守りで今季の盗塁王・周東と“対決”。3回表は2死一塁の場面。打者・明石健志への2球目にスタートを切った周東を抜群のコントロールで刺してみせた。
周東はリベンジとばかりに続く4回表にも四球を選んだバレンティンの特別代走として一塁へ。再び盗塁を試みるも、海野は滑り込む周東の足元と二塁ベースの間にドンピシャ送球。連続して盗塁王の俊足を封じてみせた。
周東の1つ目の盗塁の前には、四球で出た真砂勇介が盗塁。その時は捕球に入った牧原大成がうまく捕球できず。工藤公康監督は「後ろから見ていたのでよくわかるんですが、あの送球(真砂の盗塁時)もタイミング的にはアウトでしたね。周東君を刺したことは自分でも自信になるでしょう。良かったと思います」と目を細めた。
打撃面では紅白戦2試合で4打数3三振と課題は残すものの、甲斐キャノンに勝るとも劣らない強肩ぶりは首脳陣の頭の中にもしっかりと焼き付けられたはずだ。