縫い目も見える“魔球”に米驚愕 ヤ軍捕手のナックルが「野手の最優秀投球」
米投球分析家がクラッツのナックルを「野手による最優秀投球」に選出した
大ベテラン捕手が投じたナックルが再脚光を浴びている。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で投球分析をするロブ・フリードマン氏が独自の視点で選ぶ「2020年ピッチングニンジャ・アワード」。「野手による最優秀投球」としてヤンキースのエリック・クラッツ捕手のナックルボールを選出した。
40歳のクラッツは9月20日の敵地レッドソックス戦、1-9と大量ビハインドで迎えた8回から救援。先頭のデバースに対して外角から無回転の軌道で沈むナックルで空振りを奪った。フリードマン氏はこのベテラン捕手の投球を高く評価した。ファンからは「えぐい」「キング・クラッツ」「えぐっ」「その球は超すごい」などとコメントが寄せられた。
クラッツは今季捕手として16試合出場。投げては2試合登板して2回2被弾2失点だった。大リーグ公式サイトでは今季限りで現役引退することを明かしている40歳。野手による極上のナックルボールが見納めとなってしまうのも寂しいものだ。