表彰はされないけど… タイトルにはならない「攻守10部門」で見る貢献【セ編】
個人タイトルは巨人と中日がそれぞれ4冠を獲得
セ・リーグは14日に今季のレギュラーシーズン全日程を終了した。個人タイトルの投打12部門のうち、リーグ連覇の巨人と8年ぶりAクラスの中日がそれぞれ4冠を獲得。チーム状況を反映した形となった。では、タイトルとして表彰はされない各部門の“隠れタイトル”はどうなっているのか。振り返ってみたい。
【二塁打】
1 巨人 丸佳浩 31本
2 ヤクルト 青木宣親 30本
2 ヤクルト 村上宗隆 30本
【三塁打】
1 中日 京田陽太 7本
2 阪神 近本光司 5本
2 阪神 大山悠輔 5本
2 巨人 松原聖弥 5本
2 広島 田中広輔 5本
【塁打】
1 ヤクルト 村上宗隆 248
2 巨人 岡本和真 240
3 阪神 大山悠輔 237
二塁打では、今季最高出塁率のタイトルを獲得したヤクルトの村上が、同僚の青木と並んで2位タイに。三塁打では中日の京田、阪神の近本と俊足が続く中、阪神の4番・大山が5本と健闘。さらに今季台頭した巨人の松原も名を連ねた。塁打は、本塁打王&打点王のタイトルを争った若き大砲3人が上位を占めた。
【三振】
1 ヤクルト 村上宗隆 115
2 阪神 ジェリー・サンズ 106
3 DeNA ネフタリ・ソト 103
【四球】
1 ヤクルト 村上宗隆 87
2 広島 鈴木誠也 72
3 巨人 丸佳浩 63
【死球】
1 広島 會澤翼 11
2 広島 鈴木誠也 9
2 ヤクルト アルシデス・エスコバー 9
2 中日 ダヤン・ビシエド 9
ヤクルトの村上が三振、四球数でともにリーグトップに。出塁率が高い反面、積極的にスイングに行った結果、三振も多かった。死球数トップは広島の會澤の11個。8月には頭部死球に見舞われるアクシデントもあった。