ロッテ安田は4番ブレークも2選手が戦力外…19年2軍タイトルホルダーの明暗

楽天・藤平尚真【写真:荒川祐史】
楽天・藤平尚真【写真:荒川祐史】

投手ではロッテ小野ら活躍も両リーグ2冠投手が苦戦、楽天藤平は危険球退場

 投手では楽天でイースタン最多14セーブを挙げた小野郁が鈴木大地内野手の人的補償でロッテ入り。開幕1軍入りし、40試合登板、2勝2敗4ホールド、防御率3.23と結果を残した。ウエスタン最多23セーブのオリックス・漆原大晟は2月に支配下登録され、中嶋監督代行となった8月23日に1軍デビュー。22登板、0勝0敗2セーブ、5ホールド、防御率3.42をマークした。ウエスタン88奪三振の阪神・馬場皐輔は32登板、2勝1敗9ホールド、防御率2.08と躍進を感じさせるシーズンを送った。

 一方で、防御率2.25、11勝でイースタン2冠に輝いたDeNA・中川虎大は今季1軍で3登板、0勝1敗、防御率7.11と結果を残せなかった。ソフトバンクでウエスタントップの防御率3.02、勝率.667を記録した中田賢一は昨季終了後に阪神へトレード移籍。新天地での活躍が期待されたものの、3登板、0勝2敗、防御率7.59だった。イースタン最多107奪三振、勝率.818を記録した楽天・藤平尚真は7月26日のオリックス戦で今季初登板初先発したが、初回無死二塁で大城の頭部に当ててしまった。1死もとれず、わずか7球で危険球退場。この試合以降の登板はなかった。

 タイトルホルダーではないものの、巨人・松原聖弥外野手はイースタン4位の打率.287。7月25日に1軍デビューし、シーズン中盤から2番スタメンに定着。86試合出場、打率.263、3本塁打、19打点、12盗塁と結果を残した。一方で、イースタン2位の防御率2.87を記録した西武の相内誠投手は1軍登板なしで戦力外通告を受けている。スター予備軍のファーム選手だが、やはり1軍の壁を厚いようだ。

(Full-Count編集部)

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