ホークス周東は盗塁新記録を作れるか? 王、長嶋ら名手が残した日本シリーズ個人記録
シリーズ盗塁記録は1955年の巨人・岩本尭氏がマークした6盗塁
2020年の日本シリーズはソフトバンクが巨人に先勝し、ポストシーズン13連勝、日本シリーズでも新記録となる9連勝を飾った。ホークスの連勝がどこまで伸びるのか気になるところだが、ここでは過去の選手たちが残した主なシリーズ記録を紹介していく。
今季、13試合連続盗塁の“世界記録”を作った周東。さっそく初戦で二盗を決めたが、シリーズの記録は1955年の巨人・岩本尭氏が記録した6盗塁が最多。日本シリーズは最短で4試合で終わってしまう可能性もあるが7戦までもつれれば単純計算で1試合1盗塁をクリアすればシリーズ新記録も十分に狙える。
本塁打のシリーズ記録は2004年の西武・和田一浩氏、2003年のダイエー・城島健司氏らの4本が最多。これまで11人が記録。打点は1984年の広島・長嶋清幸氏、1978年のヤクルト・大杉勝男氏の2人がマークしている10打点だ。
その他では規定打席以上の最高打率は2005年のロッテ・今江敏晃氏の.667(15打数10安打)でこのシリーズでは第1、2戦で8打席連続安打の離れ業も記録している。
通算成績ではV9時代の巨人を支えた名選手たちが顔を揃える。出場試合数、本塁打は王貞治氏の77試合と29本塁打、安打、打点では長嶋茂雄氏の91安打、66打点。勝利数も堀内恒夫氏の11勝(西鉄・稲尾和久氏も11勝)らが名を刻んでいる。
日本シリーズに出場するだけでも容易なことではないが、圧巻の成績を残した先人たちはやはり凄い。