都市対抗開幕から波乱…昨年王者のJFE東日本が初戦敗退、日ハムドラ6今川は無安打

先制適時打で盛り上がる三菱自動車倉敷オーシャンズベンチ【写真:荒川祐史】
先制適時打で盛り上がる三菱自動車倉敷オーシャンズベンチ【写真:荒川祐史】

16年ぶり出場の三菱自動車倉敷オーシャンズ戦、先発の本田が2回までに3失点

 第91回都市対抗野球大会が22日、東京ドームで開幕した。初戦で昨年優勝のJFE東日本が登場したが、16年ぶりに出場した三菱自動車倉敷オーシャンズに1-3で破れて初戦敗退。異例づくしの“秋の都市対抗”は波乱の幕開けとなった。

 JFE東日本は前回大会で3試合に登板した本田が先発したが、立ち上がりに乱れて2失点。2回にも1点を失い、序盤に3点を失う苦しい展開になった。2点ビハインドの7回からは昨年の橋戸賞投手・須田が救援して2回4奪三振で無失点とチームに流れを呼び込んだが、序盤の失点が響いた。

 頼みの打線も、相手先発の廣畑の前に毎回走者を出しながら好機で一本が出なかった。5回には先頭の中澤が右翼への二塁打で反撃のチャンスを演出するも、続く代打・鳥巣が送りバント失敗。さらに峯本が三塁への併殺に倒れて無得点に終わった。昨年若獅子賞に輝き、ドラフト6位で日本ハムから指名を受けた打線の要・今川も4打席無安打と精彩を欠いた。

 勝利した三菱自動車倉敷オーシャンズは、エース・廣畑がこれまでの自己最速を3キロ更新する154キロを記録するなど力投。9回1失点の完投で、チームの16年ぶり勝利に大きく貢献。2004年ぶりに現場に復帰した首藤監督に東京ドームでの白星をプレゼントした。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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