“93メートル鬼肩スロー”が今季No.1プレーに TOP100選出のMLB公式も「驚愕」

ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:AP】
ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:AP】

ドジャースのベッツが右翼から三塁に投げたノーバウンド送球の衝撃

 ドジャースの32年ぶりワールドシリーズ制覇で幕を閉じた今季のメジャーリーグ。MLB公式サイトでは「2020年トップ100のプレー」との見出しで記事を掲載。ファンの心を揺さぶった超絶プレーの数々を振り返った。

 1位に選ばれたのは、ドジャースのムーキー・ベッツ外野手が7月31日(日本時間8月1日)のダイヤモンドバックス戦で見せた驚愕プレー。右翼線に転がった打球をフェンス手前で捕球すると、三塁に向かってノーバウンド送球。快速を飛ばして三塁を狙った打者のマルテを悠々アウトにして見せた。スタットキャストによると、この送球は305フィート(約93メートル)を計測し、2015年以降で計測された補殺の中で史上5番目の長距離送球だった。

 記事では「ムーキー・ベッツが右翼のコーナーからミサイルを放ち、三塁でケーテル・マルテを刺す」と回顧。「ベッツは何度も我々を驚かせているため、驚愕させるプレーの基準が大変高くなっている。しかし、7月31日にチェイスフィールドで行われたダイヤモンドバックス戦での彼のプレーを見れば驚愕する」とあらためて称賛した。さらにマルテのスプリント速度は秒速28.3フィートで、MLB平均の秒速27フィートを上回っていることにも触れた。

 2位は、レイズのブレット・フィリップス外野手が10月24日(日本時間25日)のワールドシリーズ第4戦で放った同点適時打。値千金の快音はさることながら、その直後に中堅のテイラーが打球をファンブルし、一塁走者のアロサレーナは転倒。さらに返球を受けた捕手スミスが後逸してまさかのサヨナラ劇を呼んだことに、記事でも「ブレット・フィリップスが史上最もクレイジーなプレーの1つで予想外のワールドシリーズのヒーローになる」と記した。

 3位はホワイソックスのルーカス・ジオリト投手が8月25日(日本時間26日)のパイレーツ戦で達成したノーヒットノーラン。日本人では唯一、レッズの秋山翔吾外野手の好捕が68位に入った。

【動画】鬼肩がすぎる…今季No.1プレーに選出された“93メートル送球”の実際映像

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