大阪ガス、3回に一挙11失点の大敗で3年連続日本一消える 橋口監督「これが実力」

本塁打を浴び打球を見つめる大阪ガス先発の阪本大樹【写真:鳥越涼芳】
本塁打を浴び打球を見つめる大阪ガス先発の阪本大樹【写真:鳥越涼芳】

エース阪本が3回に突如崩れるなど1イニング11失点

 24日、第91回都市対抗野球大会の3日目が東京ドームで行われ、第1試合に登場した昨年秋の日本選手権覇者・大阪ガスが5-12でHondaに大敗し初戦で姿を消した。

 昨年秋に最高殊勲選手にも選ばれたエース・阪本が3回に突然崩れた。1死満塁から2番・津田に押し出し四球を与え先制を許すと、さらに4番・佐藤に左越え3ランを浴びるなどまさかの6失点KO。救援陣もHonda打線の勢いを止められず、この回だけで打者15人11失点と試合を早々に決められてしまった。

 先発した阪本はこの日の投球について「変化球が決まらず、直球は浮いてしまった」と振り返り「全体的にボールが多くなってリズムをうまく作れなかった結果大量失点してしまった。自分らしいピッチングができなかった」と肩を落とした。

 打線は3回に西脇のソロなどで2点、4回にも3連打で3点を返した。しかし、それ以降は走者を出しても好機で一本が出ず、コールド負けを阻止するのがやっと。橋口博一監督は「諦めずに頑張ったが、力が及ばなかった」と絞り出した。

 2018年都市対抗、2019年日本選手権で優勝し、3年連続日本一を目指していた大阪ガスがまさかの大敗。橋口監督は「試合で負けたということはこれが実力だということ。真摯に受け止めてやり直していきたい」と来年のリベンジを誓っていた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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