ソフトバンク王会長、日本S4連覇も先を見据える 「我々にゴールはないんだよ」
4連敗の巨人には「持ち味が出せなかったね」
■ソフトバンク 4-1 巨人(日本シリーズ・25日・PayPayドーム)
日本シリーズで巨人を圧倒し4年連続日本一に輝いたソフトバンクの王貞治会長がセレモニー後に報道陣の取材に応じた。パ・リーグ初の4連覇を果たしたが「我々にはゴールはないんですよ。常に前に前に行くしかない」と語った。
王会長はまず「去年のこともあるんで、勝たなきゃいけないという声が大きく、プレッシャーとして重く肩にのしかかったいた」と正直な思いを吐露。そのうえで「初戦の千賀君がいいピッチングをしてくれて、栗原が本当にすごく流れを引き寄せる2ランを打ってくれた。それから段々こっちのペースになってくれたので、初戦の2人の働きが流れを作って、その勢いでここまで来た」と、投打のヒーローたちを称えた。
2年連続で4連敗となった巨人については「ジャイアンツは持ち味を出せなかったね。『来年こそは自分たちが』という思いを持って発奮してくると思います。来年は違った意味で強いジャイアンツが誕生すると思います」と気遣いながらも「そのジャイアンツをやっつけて勝つというのが我々の目標になりますんでね。我々にはゴールはないんですよ。常に前に前に行くしかないんでね、2021年の戦いをどうするかということ。勝つことが我々の最終的な目標、目的だとわかっているから大事な試合でも自分たちの力が出せるんですよ」と力説。
リーグ優勝を果たしたうえでの4年連続日本一に、終始ご機嫌な表情でソフトバンクの監督、コーチ、選手を讃えていた。
(Full-Count編集部)