楽天太田、“微増”1700万円でサイン 盗塁阻止率で甲斐キャノン超え「成長できた」
チーム最多51試合先発マスクも左肩故障で戦線離脱した
来季こそ“正妻”の座を固める。楽天の太田光捕手が26日、契約更改交渉を行い、250万円増の来季年俸1700万円でサインした。(金額は推定)
プロ2年目の今季は67試合に出場。チーム最多の51試合でスタメン起用された。リーグトップの盗塁阻止率.333をマークし、強肩で知られるソフトバンク・甲斐の盗塁阻止率.328を上回った。しかし、9月26日の西武戦で左肩を痛め、1か月以上早くシーズンを終えた。打撃では打率.200、2本塁打、16打点だった。
「少し上げてもらいました」と顔をほころばせた24歳。盗塁阻止については「光山さん(バッテリー兼守備戦略コーチ)と毎日スローイングを確認して試合に臨んだ。成長できた部分だと思う」と胸を張った。故障した左肩も「来年のキャンプには万全の状態で臨めるように進めている」と言う。
球団側からは、昨年に比べてマスクを被っている時のチームの失点が増え、防御率が悪化したことを指摘されたそうで、「キャッチャーとして失点、防御率を改善して、その上でバットでも貢献したい」と語った。来季の目標として「1年間1軍に帯同して100試合出場。打率も2割5分は打って、打てる捕手と言われたい」と前を向いていた。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)