FA“お買い得”「Cランク」は移籍後に活躍したのか? 過去10年の移籍前後を振り返る

福田秀はホークス時代の年俸3600万円から移籍で4年4億8000万円プラス出来高

【2014年】
日本ハム 小谷野栄一 内野手 →オリックス
84試合 打率.296、4本塁打29打点→56試合 打率.295、4本塁打22打点

DeNA 金城龍彦 外野手 →巨人
90試合 打率.200、0本塁打11打点→36試合 打率.233、1本塁打10打点

【2015年】
西武 脇谷亮太 内野手 →巨人
118試合 打率.294、3本塁打22打点→54試合 打率.157、1本塁打7打点

中日 高橋聡文 投手 →阪神
35登板 3勝3敗6ホールド、防御率3.51→54登板 3勝1敗20ホールド、防御率3.76

【2016年】
ソフトバンク 森福允彦 投手 →巨人
50登板 2勝1敗16ホールド、防御率2.00→30登板 1勝3敗6ホールド、防御率3.05

【2017年】
ソフトバンク 鶴岡慎也 捕手 →日本ハム
29試合 打率.321、3本塁打5打点→101試合 打率.243、2本塁打22打点

【2020年】
ソフトバンク 福田秀平 外野手 →ロッテ
80試合 打率.259、9本塁打26打点→62試合 打率.216、5本塁打19打点

 数字だけで貢献度を決めることはできないが、過去10年のCランク選手計15人の中で前年より出場機会を増やしたのはわずか6人。昨年オフに人気を集めた福田秀はソフトバンク時代の年俸3600万円から移籍によって4年4億8000万円プラス出来高と大幅アップになったが、コロナ禍と怪我により出場試合、成績と前年より下げることになった。

 今年オフにCランク選手で注目を集めているのは17試合で6勝7敗、防御率3.94をマークしたDeNAの井納翔一投手、中継ぎとして32試合に登板し1勝1敗、14ホールド、防御率1.19の成績を残したロッテの唐川侑己投手らか。FA宣言となれば争奪戦となる可能性もあるだけに注目が集まりそうだ。

(Full-Count編集部)

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