DeNAラミレス前監督が正式退団 球団ポスト準備も「家族の時間を大切にしたいと」
球団は数回交渉も「自分のやりたいことをやりたいと」
DeNAの三原一晃球団代表は27日、報道陣のオンライン取材に応じ、今季限りで退任したアレックス・ラミレス前監督との“残留交渉”を打ち切ったと明かした。
かねてから球団はラミレス前監督の手腕を評価。球団内にポストなどを用意し、引き続き球団に携わる可能性があったが、ラミレス氏が球団からの要請を固辞したという。これまでに数回に渡って交渉してきた三原球団代表は「退任後に我々としては縁が切れないということで、何らかのポジションを用意してオファーをしたい、と話をしていた。彼が『しばらくは自分と家族の時間を大切にしたい。自分のやりたいことをやりたい』という思いをお持ちだった。そのご意思を尊重して、来季の契約、そういったポジションの契約は結ばない。そのことをご報告させていただきます」と無念の表情を浮かべた。
ラミレス前監督は2016年から低迷が続いたチームを指揮。データ重視の選手起用や采配で強力打線を作り上げ、5年間で3度のAクラス入りへ導いた。3位だった17年は19年ぶりの日本シリーズ進出。筒香嘉智外野手がレイズへ移籍した今季は佐野恵太外野手を主将&4番に指名。首位打者を獲得する強打者に育てた。
(Full-Count編集部)