DeNA、梶谷&井納のFA宣言残留容認も…マネーゲーム拒否「高田GMの頃からの原則」
梶谷&井納とは残留交渉済み「良い知らせを心から待ちたい」
DeNAの梶谷隆幸外野手、井納翔一投手は27日、今季取得した国内フリーエージェント権を行使することを表明した。横浜市内の球団事務所を訪れ、FA権行使の申請書類を提出。今季チームを牽引した投打の主力2選手が12球団で先陣を切って正式表明した。三原球団代表は「我々としては是非とも残ってもらいたいという思いを伝えております。これからも比較の中で色々とコミュ二ケーションを取る機会はあると思うんですけど、良い知らせを心から待ちたいと思っています」と残留を熱望した。
球団は宣言残留を容認する方針。三原代表は「井納投手は先発として一時期リリーフをやってもらった時期もあったが、フル回転で働いていただいたと思っています。特に先発に怪我が出た時にチームを助けてくれた。チームにとっても必要な選手と考えています。梶谷選手は今年シーズンハイの成績を出してくれたことはもちろんですし、実力は当然ですが、生え抜きの選手で背番号3をしょってもらっている。ファンに愛されている選手と認識しています。これからベイスターズが優勝を目指していく中では必ず必要な選手だと思っています」と高く評価した。
梶谷、井納ともに複数球団の争奪戦が予想されるが、マネーゲームには応じない構えだ。「高田GMの頃からチームの方針としてマネーゲームはしないことを原則としている。いわゆる金額を上げることは現状考えておりません」。今後の残留交渉については、「もうコミュニケーションは取らせてもらっている。(今後の)プランというよりも、もう2人には伝えています。他球団の状況を比較した中で、いろんな質問、疑問は出てくると思う。そういうものに対しては丁寧にコミュニケーションを取っていきたいと思っています」と話した。
新型コロナウイルスの影響で各球団の減収が予想される。FA選手の契約に対する影響については「もちろん経営状況を含めて(減収の影響は)ゼロは言えませんが、我々ができる上でのことを提示させていただいたつもりです」と話すにとどめた。
(Full-Count編集部)