田中将大は「過小評価されている」 7年通算78勝の実績を米メディアが再評価
メジャーデビューから6年連続2桁勝利を挙げるなど通算78勝46敗、防御率3.74
ヤンキースからFAとなった田中将大投手の去就に注目が集まる中、MLBネットワークは今オフのFA先発投手を特集。通算78勝を挙げオールスターに2度選出された日本人右腕を「過小評価されている」と伝えた。
メジャーデビューから6年連続2桁勝利を挙げるなど名門ヤンキースで通算78勝46敗、防御率3.74の成績を残した田中。今季はシーズン前に頭部に打球が直撃するアクシデントもあり3勝(3敗)に終わり、ポストシーズンでも結果を残すことができなかった。
7年契約最終年で結果を残せなかった日本人右腕には多くの米メディアから酷評されたが、同メディアのトム・バードゥッチ記者は「タナカが過小評価されていると思います。大きなリスクはなく、制球力も一流でスプリット、スライダー、カットボールのコンボは本当にうまくいっています」と、これまでの実績を評価。
エースとして活躍することはできなかったが「闘争心を持ち、ヤンキースで結果を残した。1番手ではありませんが、彼のような球種を揃える投手は多くありません。ローテーションに違うものをもたらします」と、貴重な先発投手として見ているようだ。
マリナーズなど通算970試合に出場した名捕手、デーブ・ヴァレ氏も「1年目に肘に少し損傷を負い、いつ故障してもおかしくありませんでしたが、健康でい続けヤンキースに大きく貢献しました」と、田中のタフネスぶりを絶賛していた。ヤンキースと再契約、それとも他球団か……。今オフの動向に目が離せない。
(Full-Count編集部)