甲子園出場に東京六大学で優勝&日本一… 名選手がパワプロでプロを目指したワケ
プロになったからには“楽しい”から“勝つから楽しい”に変わる
eドラフト会議でファイターズから指名を受けたあとは、会社と家族に報告をしました。僕の妻が一番喜んでいましたね。プロテストに挑戦することを決めて「真剣にやりたいから、家事をお願いします」と話した時には、妻は「目標を立てて目指すことは素晴らしいことだと思う」と言ってくれました。eドラフトで指名された時は、めちゃくちゃ喜んでいましたね。
ファイターズOBの田中賢介さんが、「eBASEBALL」について「野球をやっていた人以外でも野球に携われる舞台があるのはすごくいい」とお話されていて、素晴らしいなと感じました。ケガでプロへの道を断念する人もいれば、実力がなく諦める人もいる。そういう人たちでも夢を持って取り組める場所があるんだということを、僕は「eBASEBALL」を通じて認識することができました。他の人にも広まっていくといいなと思います。
ファイターズはとてもあたたかい球団。ご挨拶に行った時に、企業理念などをお伺いしました。北海道の看板でもありますし、北海道を盛り上げていければと思います。
プロでの目標はもちろん日本一になること。大学でも日本一になっているので、プロリーグでも日本一を経験したいですね。プロになったからには“楽しい”から“勝つから楽しい”に変わると思うんです。だからこそ、勝ちにこだわってやっていきたいです。
○佐藤優太(さとう・ゆうた)
北海道出身。野球好きの家族の影響で小3で投手として野球を始める。白樺学園高校進学後に内野手に転向。高2夏の甲子園に「1番・セカンド」で出場し2回戦進出を果たした。明治大学に進学し、大学3年時に外野手に転向。4年春は13試合に出場した。同期に中日・柳、DeNA・佐野、ヤクルト・吉田大成ら。現在は地元・北海道に戻り会社員。
(安藤かなみ / Kanami Ando)