「非常に大きなニュース」 “キューバの大谷”鷹コラスが自由契約、MLB公式も注目

ソフトバンクから自由契約となったコラス【写真:藤浦一都】
ソフトバンクから自由契約となったコラス【写真:藤浦一都】

MLBトレード・ルーマーズ「コラスの次のステップはMLBのFA権に申請すること」

 ソフトバンクの保留選手名簿から外れて自由契約となったオスカー・コラス外野手に、MLB公式など複数の米メディアが早くも注目している。MLBネットワークのジョン・モロシ記者も「非常に大きなニュース」として言及。“キューバの大谷”とも呼ばれる二刀流の去就を見守っている。

 コラスは今季、ソフトバンクの保留選手でありながら、米球界移籍を目指してキューバから出国。NPBから制限選手として公示されていた。10月にはレイズの入団テストを受けたとも報道されていた。

 米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」では、今後の展開も予想。「コラスの次のステップはMLBのFA権に申請することだ。この申請が許可させれれば、コラスは標準的なインターナショナル・サイニング(国際契約)のルールに則って契約する資格を得る。そして十中八九、1月15日に窓口が開かれる次の国際契約には資格を持つだろう」と記している。

 さらに記事では「コラスの代理人はすでに二刀流のポテンシャルをもつ22歳の彼のクライアントために、スカウトに披露する場を調整しているという」と指摘。投手経験は少ないものの、直球は95マイル(約153キロ)にのぼるといい、打者としてはキューバ国内リーグで273打席で打率.305、出塁率.381、長打率.487を記録し、ソフトバンクでは2019年に29打席でOPS.825を記録していることにも触れ「手続きに障害がなければ、コラスは2020-2021年の国際契約マーケットにおける非常に興味をそそるエントリーになる」とまとめた。

 一方、モロシ記者も、自身のツイッターでコラスについて言及。「MLBとインターナショナル界隈における非常に大きなニュースだ」と綴り、注目度の高さをうかがわせた。

(Full-Count編集部)

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