モイネロはMVP級の働き、バレンティンは大苦戦に…助っ人診断【ソフトバンク編】
デスパイネは膝の故障もあり、2度の離脱があった
一方で来日6年目を迎えたバンデンハークは怪我の影響と外国人枠の兼ね合いもあって、わずか5試合の登板に終わった。サファテは股関節の故障で再手術を受けて1軍登板なし。元米ドラフト1巡目のスチュワートも1軍登板は無かった。
○野手
ジュリスベル・グラシアル(2億円)
69試合256打数71安打10本塁打35打点 .277
アルフレド・デスパイネ(4億円)
25試合85打数19安打6本塁打12打点 .224
ウラディミール・バレンティン(5億円)
60試合191打数32安打9本塁打22打点 .168
野手ではグラシアル、デスパイネのキューバ人助っ人2人と、今季ヤクルトから移籍し、外国人枠から外れたバレンティンの3人が在籍。グラシアルとデスパイネは新型コロナウイルスの感染拡大により、来日が遅れて、1軍に復帰したのは8月中旬になってからだった。
グラシアルは相変わらずの勝負強さを発揮。9月半ばから10月にかけて調子を落とす時期もあったが、打率.277、10本塁打とまずまずの成績を残した。特にリーグ優勝に向けて加速した10月半ば以降は4番としてチームに貢献した。
デスパイネは膝の故障を抱え、再来日後も2度の離脱があり、わずか25試合の出場にとどまった。それでもポストシーズン、日本シリーズでは存在感を発揮した。鳴り物入りで加入したバレンティンは、大きく期待を裏切る結果に。60試合で打率.168、9本塁打に終わり、シーズン終盤は出場選手登録からも外れていた。
(Full-Count編集部)