日本Sの最中に2軍選手に突然電話「この感じでいい」 鷹・長谷川勇也が注ぐ“親心”

日本シリーズ最中にもかかわらず若手に連絡「この感じでいいから…」

 4日には、2019年ドラフト1位の佐藤直樹が同じように長谷川の名前を出した。打撃に苦しんでいた佐藤は、9月終わりに筑後で長谷川にアドバイスを求めた。

「ナイター終わりで夜も遅かったんですが、いろんなことを教えていただいて打撃の感覚がガラリと変わりました。それまで来た球を何となく打ちにいっていたんですが、長谷川さんから『自分が決めたところをしっかり打ちにいくように』と言われました。『それでミスショットしたら、そこから修正していけばいいんだよ』とも言っていただきました」

 その後、佐藤は打撃が向上し、10月には月間打率.310を記録するまでになった。

 同じく4日に契約更改した増田は、長谷川からの連絡に救われたという。昨年、高校時代からの古傷である右手首を手術。ようやく8月に実戦復帰したが、復帰直後は「いい状態じゃなかった」という。それでも「みやざきフェニックス・リーグ」で本来の感覚を取り戻しつつあった。その時に長谷川から突然連絡が入った。

「日本シリーズの最中にもかかわらず、フェニックスでの僕の打撃を見ていただいて『この感じでいいからボールとの距離や間合い、タイミングを固めていければいい』と言っていただいたんです。その言葉が自分の中でも大きな自信になりました」

 筑後では長谷川とロッカーが向かい合わせで「いろんな話を聞かせていただきましたし、付きっ切りで練習にも付き合っていただきました」と感謝する。

2年前の契約更改で長谷川が語った若手選手への物足りなさ

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