若獅子賞はNPBへの登竜門? 直近では12人中7人がプロ入り、今年の受賞者は

三菱自動車倉敷オーシャンズ・廣畑敦也【写真:荒川祐史】
三菱自動車倉敷オーシャンズ・廣畑敦也【写真:荒川祐史】

廣畑は前回王者・JFE東日本に1失点完投、バースデー受賞となった「最高の誕生日プレゼント」

 16年ぶりに本戦に出場した三菱自動車倉敷オーシャンズの新人・廣畑は開幕戦に先発。前回王者・JFE東日本を自慢の直球で押し、7安打を許しながらも要所で粘って9回1失点完投勝利。直球はそれまでの自己最速を更新する154キロを計測し、カーブとのコンビネーションも冴えた。王者を食った男として一気に名をあげると、2回戦は2番手で登場。チームの勝利とはならなかったが、3回1/3を無安打無四死球の完璧な救援を披露し、わずか2試合の登板ながら抜群のインパクトを残した。

 この日23歳の誕生日を迎えた廣畑。仕事中に受賞を知らされ、倉敷から急いで東京ドームに駆けつけた。会見に登場すると、「最高の誕生日プレゼント」と笑顔をはじけさせ、「まさか。なんで自分がもらえたんだろうという気持ちは大きいけど、素直にうれしい」とはにかんだ。今大会での活躍には「LINEやツイッターでのメッセージなど、反響はありました。メディアの方にもよく取り上げていただいて……」と照れ笑いを浮かべ、「今年は注目される年になった。プロ野球選手になりたい気持ちがあって野球を続けているので、この先何年できるかはわからないが、チャンスがあるなら自分の実力を出したい」とプロ入りの目標を口にした。

 ホンダの優勝で幕を閉じた第91回大会だが、選手たちはすでに次の戦いに向けた準備期間に入っている。アマチュア最高峰の舞台からプロの世界を目指す男たちの挑戦に要注目だ。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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