西川遥輝の契約を米メディア予想 3年22億円の「秋山より低い」と指摘する根拠は?
中堅手のFAが比較的少なく「良いタイミングかもしれない」
メジャーリーグ挑戦に向け、ポスティング申請を行った日本ハムの西川遥輝外野手。米国でもその去就には注目が集まっている。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」では、過去の日本人メジャーリーガーと比較し、契約について予想している。
同サイトでは、西川の実績を紹介。3度の盗塁王や2度のゴールデングラブ賞などの実績も挙げ「明らかなパワー不足により、メジャーリーグ球団にとっての価値は制限されるだろうが、スピード、選球眼、コンタクト能力、外野複数ポジションでプレーできる能力は魅力となるだろう」と見通した。
コロナ禍で迎えたオフシーズン。「中間層のFAにとって厳しいオフとなることが見込まれるが、ニシカワのメジャー挑戦は中堅手のFAが比較的少ないことから、良いタイミングかもしれない」との予想も。契約については「ニシカワのNPBでの実績は、昨オフにレッズと3年2100万ドル(約21億8700万円)の契約をしたショウゴ・アキヤマよりも低い。ニシカワがその金額を上回ったら驚きであるため、彼のポスティング費用は20%となる可能性が高い」と想定した。
ポスティング移籍で生じる譲渡金は、2018年オフから契約金総額に応じて決められている。2500万ドル以下の場合、譲渡金はその20%、2500万~5000万ドルの場合は17.5%、5000万ドル以上の場合は15%となっている。
また同サイトは、西川の立ち位置について「メジャーリーグレベルで明確なスタメンになるとは言えない」と辛口に指摘。「低予算の球団は彼にその役割を勝ち取る機会を与えるかもしれないが、そうした球団はニシカワがメジャーリーグ投手から打てない場合に備え、他の選択肢も用意しておくことになるだろう。左打ちで俊足の4人目の外野手を探している球団にとって、FA市場での選択肢がもう1人増えることになる」とまとめた。
(Full-Count編集部)