巨人はオフの主役に躍り出るか? 落合、清原、工藤…FAで獲得した選手たち
野手で初めてFAで獲得したのは中日・落合、投手は広島・川口
NPBは5日にフリーエージェント(FA)権の行使選手を公示。他球団への移籍を視野に国内、海外FA権を行使した5選手は6日から交渉が解禁となる。これまで最も多くFA宣言した選手を獲得したのは巨人で26人。今オフも巨人が主役の座に躍り出るのか? ここではFAで巨人に移籍した選手たちを振り返っていく。
巨人が初めてFAで獲得した選手は1993年オフに中日から獲得した落合博満。3度の3冠王を獲得した大打者は1994年から1996年の3年間在籍し4番として2度のリーグ優勝に貢献した。その後も巨人の補強は続き、他球団の4番打者を次々に獲得していく。
1995年にはヤクルトから広沢克己、1997年には西武から過去のドラフトで巨人入りが叶わず涙した清原和博、2000年には広島の江藤智、2007年は日本ハムから小笠原道大、そして2012年は横浜から村田修一と球界を代表する長距離砲たちが巨人へ移籍した。
投手で一番最初にFAで巨人へ移籍したのは1995年に広島から獲得した川口和久。1996年に日本ハムから河野博文が加入。絶対的なエース級を獲得していなかったが2000年にダイエーから工藤公康、2006年には中日から野口茂樹、2012年にはソフトバンクから杉内俊哉らが巨人のユニホームに袖を通した。
近年では過去に見られた“4番”や“エース”を積極的に集めるのではなくチームのウィークポイントを補う補強を行う傾向がみられる。2014年に西武から片岡治大、2017年は日本ハムの陽岱鋼、2019年には西武の炭谷銀仁朗、広島の丸佳浩など。
今オフはDeNAの井納翔一投手、梶谷隆幸外野手、ロッテの松永昂大投手、ヤクルトの小川泰弘投手、メジャー挑戦を視野に海外FA権を行使したロッテの澤村拓一投手の5人の動向に注目が集まっている。巨人は今季、セ・リーグ連覇を果たしたが日本シリーズでは2年連続でソフトバンクに惜敗。来季に向けどのような戦力補強を行うか注目が集まる。
(Full-Count編集部)