真中満氏が語る監督にとって大切なこととは? 「eBaseball プロリーグ」が開幕
「最善を尽くして最後までプレーをやりきることが大事」
一般社団法人日本野球機構(NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)が共催するプロ野球eスポーツリーグ『eBASEBALL プロリーグ』が12月5日に開幕した。
2018年の発足当時からリーグに携わり、応援監督として解説も務める元ヤクルト監督の真中満氏は「色んな選手を覚えてきて思い入れもある。選手の一喜一憂する姿を見て感銘も受けますし、みんなに頑張ってほしい」とシーズンに挑む選手たちにエールを送った。
2020シーズンのセ・リーグ開幕カードでは2019シーズン王者ヤクルトと2018シーズン王者DeNAが激突。DeNAが2勝1敗で勝ち越した。解説を務めた元ヤクルト監督の真中満氏は「シーソーゲームになって、開幕戦にふさわしいゲームになったんじゃないか」と振り返った。
『eBASEBALL』のプロプレイヤーたちは選手を操作しながら、継投や代打のタイミングなど試合全体の采配も一手に担い、操作技術だけでなくゲームのマネジメント能力も問われる監督としての側面もある。2015年にヤクルトを率いリーグ優勝を経験した真中氏は、監督として一番大切なことを「守備固めだったりやランナーの交代など、最善を尽くして最後までプレーをやりきることが大事」だと話し「投打だけではなく野球の采配面をよく研究して考えていた」と両チームの選手たちを労った。
新型コロナウイルスの影響で無観客での開催となった今シーズン。真中氏は「会場でファンの皆さんと一緒にプレーを見ることはできないけど、『eBASEBALL』の楽しさを僕ら解説陣がしっかり伝えられるように日々努力したいですね」とシーズンの盛り上げを誓っていた。
『eBASEBALL 2020シーズン』はeペナントレース(全5節)とe交流戦が行われ、2021年1月に開催されるeクライマックスシリーズ、e日本シリーズを経て日本一のチームが決まる。解説陣には真中氏の他にも、多村仁志氏、高木豊氏、G.G.佐藤氏ら豪華OB選手が参加している。
(安藤かなみ / Kanami Ando)