ホークス板東、550万円増の1500万円でサイン 「リリーフでも先発でもフル回転」

会見に臨んだソフトバンク・板東湧梧【写真:代表撮影】
会見に臨んだソフトバンク・板東湧梧【写真:代表撮影】

右肘手術を今後の糧に「ケガをしない投球フォームを」

 ソフトバンクの板東湧梧投手が7日、球団事務所で契約更改交渉に臨み550万円アップの1500万円でサインした。(金額は推定)

 2年目の板東は7月14日のオリックス戦(京セラドーム)でプロ初登板。15試合に登板してプロ初勝利を含む2勝を挙げ、防御率2.56と安定した投球を続けた。しかし右肘を痛めて9月12日に登録を抹消され、10月12日に手術を受けて復帰まで4か月とされていた。

 右肘の状態については「スローイングも始めています」と経過が順調であることを報告しつつ、「プロ野球選手として一人前にはなれていない。肘に負担がかからない投球フォームを身につけたい。メカニック的に上体で投げていたということはあるので、それを改善するいい機会だと思う」と、故障を今後の糧にしていくつもりだ。

 会見では「まずは開幕1軍を目指し、そこから下に落ちることなく1軍で投げること。リリーフでも先発でもフル回転したい」と意気込みを語りつつ、その後「先発もリリーフも競争率は高い。自分としては『いつか先発ローテに入りたい』という目標に変わりはない」と少しだけ本音を明かした。

 最後に、今月から寮生活から初めての一人暮らしを始めたという板東は「寮のありがたみを感じています。昨日、青椒肉絲を作ったんですけど時間かかっちゃいました」と笑った。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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