菅野智之にヤンキースは「注視すべき」 NYメディアは田中らFAの先発陣を補うと指摘
NYメディア「NJ.com」が「獲得を検討すべき理由」として特集
8日にポスティング申請手続きが行われた巨人の菅野智之投手。MLBの複数球団が興味を示しているとされ、今後は争奪戦が展開されると予想されている。
エンゼルスやレッドソックスが獲得に名乗りをあげると見られている中で、候補にはピンストライプの名門ヤンキースの名も。ニューヨークのメディア「NJ.com」は、FAとなった田中将大投手の残留と共に「スガノにも注視すべきである」と勧めている。
「NJ.com」では「ヤンキースが日本人スターのトモユキ・スガノの獲得を検討すべき理由」と題して菅野の特集記事を掲載。記事の中では「スガノはマサヒロ・タナカが2014年にヤンキースに移籍して以降、日本で最高の投手として知られている。彼は高いパフォーマンスの実績がある。そして、それを日本最大の舞台で行った。ジャイアンツは日本のヤンキースとされている」とし、巨人で積み上げてきた実績を評価している。
また、今オフのヤンキースの補強ポイントに菅野はマッチするとも記事では指摘する。「ヤンキースは投手を必要としている。特に先発投手。エースのゲリット・コールの後ろは疑問符がつく」。田中将大投手やジェームス・パクストン投手、JA・ハップ投手がFAとなり、投手陣の層は薄くなった。そこを埋める存在として菅野が適しているとする。
記事の中では右腕の投球スタイルについても言及。「直球は通常90マイル台前半だが、90マイル台中盤まで出せる。スライダーが決め球。フォークも投げ、制球力がある」と紹介し「ヤンキースはタナカを優先順位の高い候補として見るべきだが、スガノにも注視すべきである」と、獲得に乗り出すべきだと結論づけていた。
(Full-Count編集部)