梶谷&井納がFA流出したDeNAの戦力整理 ロペスら退団、石川ら7選手が戦力外
ロペス&パットンが退団、ベイ一筋16年・石川、35歳藤岡ら7選手に戦力外通告した
今季リーグ優勝候補に挙げられながら2年ぶりのBクラスとなる4位に沈んだDeNA。エース今永昇太投手、タイラー・オースティン内野手らが故障離脱。9月上旬に優勝戦線から脱落し、10月中旬に4位転落しては上位浮上することが出来なかった。
5年間指揮を執ったアレックス・ラミレス監督が今季限りで退任。来季の巻き返しへ新監督には三浦大輔2軍監督が昇格した。1998年以来23年ぶりリーグ優勝の期待がかかる来季へ戦力整備を進めている。このオフは7選手に戦力外通告。FA移籍、退団と合わせて計11選手を戦力整理した。
梶谷隆幸外野手、井納翔一投手が揃ってFA宣言。両選手ともDeNA退団を発表し、巨人へ入団の意向を伝えている。梶谷は不動の1番打者としてリーグ2位の打率.323を記録。井納は6勝(7敗)、防御率3.94をマークした。投打の主力選手の“穴埋め”は来季の課題の1つとなりそうだ。
戦力外通告を受けたのは7選手。2004年ドラフト6位でベイスターズ一筋16年の石川雄洋内野手は今季1軍に昇格することなく退団。通算337試合登板の35歳・藤岡好明投手は戦力外通告で現役引退。来季はファーム投手コーチを務める。11年ドラフト8位で19年にBCリーグ富山から復帰した古村徹投手、赤間廉投手、濱矢廣大投手、飛雄馬内野手、百瀬大騎内野手も戦力外を通告された。
外国人選手ではホセ・ロペス内野手、スペンサー・パットン投手の退団が決まった。18年から2年連続本塁打王のネフタリ・ソト内野手が3年契約を結んで残留。オースティン、エドウィン・エスコバー投手の来季残留も発表している。新外国人としては196センチ右腕ケビン・シャッケルフォード、201センチ右腕のスターリン・コルデロを育成選手として獲得。三浦大輔新監督1年目へ補強を進めている。
◯支配下
梶谷隆幸外野手(FA宣言して退団)
井納翔一投手(FA宣言して退団)
ホセ・ロペス内野手(退団)
スペンサー・パットン投手(退団)
赤間謙投手(戦力外通告)
濱矢廣大投手(戦力外通告)
古村徹投手(戦力外通告)
藤岡好明投手(戦力外通告)→ファーム投手コーチ
飛雄馬内野手(戦力外通告)
石川雄洋内野手(戦力外通告)
百瀬大騎内野手(戦力外通告)
【表】各球団発表、2020-2021年の引退、戦力外、補強、自由契約一覧
(Full-Count編集部)