鷹18年ドラ1甲斐野は制限ギリギリ24%減でサイン 右肘故障で1軍登板なし「いい経験に」
「今後の野球人生で必要になってくる1年だったとプラスに捉えています」
ソフトバンクの甲斐野央投手が14日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季の年俸5000万円から減額制限いっぱいの25%近いダウンとなる1200万円ダウンの3800万円で契約を更改した。(金額はすべて推定)
今季は右肘の怪我で1軍登板なしに終わった甲斐野。交渉を終えると「投げられないことは辛かったですけど、プラスに捉えればいい経験をさせてもらった。今後の野球人生で必要になってくる1年だったとプラスに捉えています」と語った。
昨季ルーキーながら65試合に登板し2勝5敗8セーブ26ホールド、防御率4.14の好成績をマークした甲斐野。だが、今季は春季キャンプ中に右肘内側側副靱帯の一部損傷で離脱。PRP療法を受けて、7月24日のウエスタン・リーグのオリックス戦で実戦復帰したが、その後、再び右肘の違和感が出て再離脱となった。
その後も状態は一進一退を繰り返し、1軍登板はなし。12月4日には佐賀市内の病院で「右肘関節鏡視下関節形成術」を受けた。復帰までは約3か月を要する見込みで、今後はリハビリに励んでいくことになる。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)