インディアンス、チーム名変更を発表 社会的影響を考慮し「弊害について深く理解」
新チーム名の具体的な時期は明言せず
インディアンスは14日(日本時間15日)、現行のチーム名「インディアンス」を非ネイティブ・アメリカンベースの新しいチーム名に変更することを発表した。具体的な時期などは明言しておらずポール・ドラン球団オーナーは「新しいチーム名でステークホルダーやファンの皆様を団結させることへ進むべき時」と声明文を発表した。
インディアンスは1901年にクリーブランド・ブルーバーズとして誕生。ブロンコス、ナップスとチーム名を変更し、1915年からインディアンスとなっていた。しかし、人種差別的と抗議を受け、2018年限りでマスコットキャラクターだったワフー酋長のロゴの使用を中止していた。
これらの経緯を踏まえ7月以降に球団はチーム名について話し合い、正式に新しいチーム名に変更することを決定した。ドラン球団オーナーは「ネイティブ・アメリカンの方たちの話や経験を直接聞くことにより、チーム名について部族のコミュニティがどのように感じているか、その弊害について我々は深く理解することができました。この街の様々な人々を代表する市民団体のリーダーたちとも話し、チーム名がコミュニティの広範囲の人々や過小評価グループに悪影響をもたらしていることが分かりました」と説明。
今季で105年目を迎えていたチーム名が消えることになるが「インディアンスは我々の歴史の一部ですが、新しいチーム名でステークホルダーやファンの皆様を団結させることへ進むべき時です」と、新たなスタートを切ることを誓っていた。
(Full-Count編集部)