どうなる梶谷&井納の“FAコンビ”の起用法? 巨人・原監督が明かした来季構想

菅野がメジャー移籍となれば先発陣は手薄に…150イニングを期待

 井納についてはもちろん、先発ローテーションを期待。原監督は「中5日、中6日、時には中4日で回ってもらいたい。150、200イニング近く投げてもらうことを考えております」と説明した。菅野はメジャー移籍を目指し、ポスティングシステムを申請している。退団となれば先発陣は手薄になる。井納は来季2年目を迎えるサンチェス、戸郷、今村、高橋、畠、桜井、田口といった争いに勝ったメンバーで先発ローテを構成していくことになる。

 また、指揮官が「若い投手がジャイアンツには多いので、いい影響を与えてもらいたい」と話せば、井納も「まずは自分のことで精一杯になってしまうと思うんですが、1日でも早くアドバイスを……逆にもらうこともあるかもしれないですが、ベイスターズで8年間を経験させてもらったので、そういう部分で若い子に少しでもそういう(助言する)ことができたらと思います」とコメント。ローテで回ることはもちろん、今季初登板を果たした横川や1軍未登板の太田など潜在能力の高い若手投手へ、背中で見せる投球も期待される。

 ただ、巨人は実力主義。FA戦士といえども特別扱いはない。結果が出なければ、容赦無く、2軍調整が命じられる。原監督は「少々、鼻が伸びているなという時は、ポキっとする時もある」としながらも、厳しく、愛を持って接していく構えだ。2人の加入で、弱気になるような現有戦力も要らない。足りない部分を補い、若手に刺激を与えながら、チーム力を上げていく。FA戦士加入による、相乗効果を期待したい。

(楢崎豊 / Yutaka Narasaki)

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