MLB、来季もコロナ禍で開幕延期の可能性 最短で5月開幕、試合数も減少か
新型コロナウイルスのワクチン接種を最優先
2021年のMLB開幕が少なくとも5月まで延期され、試合数が減少する可能性が出て来た。複数の米メディアが伝えている。
今シーズンのMLBは新型コロナウイルスの感染拡大を受け開幕が7月にずれ込み、異例の60試合制となった。短縮シーズンとなりMLB機構と選手会が協議を続けた結果、年俸は通常年俸の37%が支給されることになり不満の声も上がっていた。
米紙「USAトゥデイ」が少なくとも5月まで開幕延期の可能性を速報。複数の球団オーナーたちがコロナ禍の終息に期待できないことを口にし「誰もが安全であることを確かにする必要がある」と伝えている。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」も5月開幕、140試合以下になる可能性を伝えており「春季キャンプ到着前に新型コロナウイルスに対するワクチンを接種することを望んでいるが、ワクチンがまだ分配の初期段階にあることを鑑みれば、2月上中旬(通常のスプリングトレーニング開始日)までに実現することはありそうもない」と、通常開幕の現実性が低いことを伝えている。
MLB機構の幹部、球団オーナーが新型コロナウイルスのワクチンが接種できることを最優先に考え、5月まで開幕を延期する意向を持っているという。試合数もレギュラーシーズンの162試合ではなく、140試合以下になることも考えているようだ。
(Full-Count編集部)