鷹・中村晃は現状維持2.4億円でサイン 選手会長としてコロナ禍で力尽くす
100試合に出場し打率.271も「数字的には満足できない」
ソフトバンクの中村晃外野手が16日、本拠地PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の2億4000万円でサインした。中村晃は2018年オフに年俸変動制の4年契約を結んでおり、来季がその3年目となる。(金額は推定)
今季は両膝の痛みや体調不良などで開幕1軍からは外れたものの、7月11日に復帰したあとはチームの3年ぶりのリーグ優勝に貢献。シーズン終盤に任された2番だけでなく、4番を含めて様々な打順をこなし、100試合で打率.271、6本塁打50打点の成績を残した。
またクライマックスシリーズでは突破を決めた第2戦で2打席連続本塁打を放ち、シリーズMVPを獲得。巨人との日本シリーズでも第3戦で本塁打を放ち、優秀選手に。今季を振り返り「数字的には満足は出来ない。去年が去年だったので、規定打席に立てて試合に出られたのは、去年よりはよかった。数字に納得はしていない」と語った。
また、新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が遅れるなど影響がでた今季、選手会長としてチームと球団の橋渡しにも尽力。球団からも「選手会長としてイレギュラーなシーズンだったので、よくやってくれた」と感謝の言葉をかけられたと言う。その中で球団には「今年は優勝旅行がなかったので、裏方さんへ手厚いものにできないか、と言う話をさせていただきました」と要望したことを明かした。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)