セイバー指標で選ぶベストナインは? セは中日大野雄、阪神近本らが選出

セ・リーグで「WAR」のトップは坂本の5.7、2位は近本の5.3

 セ・リーグの全選手で最も「WAR」が高かったのは巨人の坂本。今季通算2000本安打も達成した坂本は打率.289、19本塁打65打点をマークした。昨季よりも打撃成績自体は落としたものの、守備面でも高い貢献度を示しており、WARは5.7となった。これに続くリーグ2位の5.5だったのは阪神の近本。打率.293、31盗塁を記録して攻撃面で貢献しただけでなく、12球団でトップの守備指標も記録しており、攻守でチームに貢献した。

 近本とともにセの外野手でWAR上位3人に入ったのは広島の鈴木とヤクルトの青木。鈴木は打率.300、25本塁打75打点の好成績を残し、青木はリーグ3位の打率.317をマークし、本塁打もキャリアハイに迫る18本塁打。首位打者に輝いたDeNAの佐野恵太や打率リーグ2位の梶谷隆幸らよりも高いWARを叩き出した。

 一塁手と三塁手は打撃タイトルを争った大砲がそれぞれ1位に。一塁は28本塁打86打点だったヤクルトの村上、三塁手は31本塁打97打点で2冠に輝いた巨人の岡本となった。岡本はWAR5.3、村上は4.8だった。この2人とタイトルを競った岡本と同じ三塁の阪神・大山悠輔のWARは3.6。セ・リーグのトップ10には入ったものの、岡本が上回った。

 二塁手は広島の菊池涼介がトップの3.4だった。菊池自身は打率.271、10本塁打41打点。ライバルとなるはずのヤクルト山田哲人らが不振だったこともあり、勝利貢献度は最も高くなった。捕手は阪神の梅野。今季は98試合の出場にとどまったものの、打率.262、7本塁打をマークしてWARは2.5。捕手で2位だった広島の會澤翼の2.0に0.5の差をつけた。

 最後に投手だ。今季は中日の大野雄大と巨人の菅野智之がハイレベルな投球を披露。大野雄が最優秀防御率と最多奪三振、菅野が最多勝と最高勝率のタイトルを手にした。甲乙付け難い成績を残した2人だが、WARで上回ったのは10完投6完封を記録した大野雄で5.0。菅野はリーグ2位の4.8でわずかに及ばなかった。なお、セ・リーグ投手の3位は広島のドラ1ルーキー森下暢仁だった。

 内野手の村上、菊池、岡本、坂本、そして外野の鈴木の5人はこの日発表されたベストナインと同じ。その一方で、ベストナインに選ばれた菅野、大城、佐野、丸は、指標の面では大野雄、梅野、近本、青木を下回る結果となった。

【表】2020年セ・リーグの「WAR」投打トップ10一覧

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