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ゴールデングラブ賞、専門家が選ぶと顔ぶれは? 元監督が独自の視点でパを選出

守備の名手に贈られる2020年の「三井ゴールデン・グラブ賞」が18日に発表される。5年以上のプロ野球取材経験がある新聞やテレビなどの記者投票によって選出。この顔ぶれを“専門家”が選ぶと、どうなるのか――。ダイエーやソフトバンク、巨人、中日で内野守備走塁コーチなどを歴任してオリックスでは監督を務め、来季はロッテの内野守備走塁コーチに就任する森脇浩司氏が、パ・リーグの受賞者を独自に選出した。

ソフトバンク・松田宣浩【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・松田宣浩【写真:荒川祐史】

三塁はソフトバンクの松田宣「まだまだ守備にも躍動感」

○二塁手
中村奨吾(ロッテ)
120試合、守備機会617、守備率.985
261刺殺347補殺9失策60併殺

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 選んだ中村について森脇氏は「現時点で、たくさんアウトを取れる二塁手であることには間違いない」と分析。粘り強い戦いを見せ、クライマックスシリーズ進出に貢献したひとりでもあり「ロッテのセンターラインを担うキーマンのひとりとして試合に出続け、年々いい二塁手になっている印象を受ける。プレーに強さが加われば大きく飛躍するだろう」と言う。一方で、楽天・浅村も名前も挙げ「打つ方に目が行きがちだが、西武時代から守備者としての伸び代はすごいと思っていた。甲乙つけがたいが、現時点では中村を選びたい」と話した。

○三塁手
松田宣浩(ソフトバンク)
113試合、守備機会219、守備率.968
51刺殺161補殺7失策10併殺

 三塁には、37歳の大ベテランを選んだ。ソフトバンクのコーチ時代にともに戦った松田宣について、森脇氏は「年齢を受け入れている部分と、年齢に大いに逆らう部分を持っている」と語る。今季は連続試合出場が815で途切れたものの「常に物事をポジティブに捉えて挑戦している。来年“もう”38歳じゃなくて、“まだ”38歳。まだまだ守備にも躍動感があるのはさすがの一言。また来シーズンも、はっきり見える伸びしろに挑戦している松田の姿が目に浮かぶ」と称えた。

○遊撃手
源田壮亮(西武)
120試合、守備機会534、守備率.983
189刺殺336補殺9失策85併殺

 遊撃では、迷わず源田を選出。「今季も言うまでもなく、源田だろう。プレーに柔らかさと強さを持ち、メリハリがある」と魅力を語る。18年から2年連続でゴールデングラブ賞を獲得している名手について「どのポジションも常に感性と判断力は要求されるが、特に二遊間は球を扱う回数が多い。その点でも、優れた判断能力を持っていて、プレーに落ち着きがある。また、タイプは違うが、今宮、安達の守備力も非常に高く、切磋琢磨して守備の醍醐味を発信してほしい。他チームにも逸材がいる。パ・リーグのショートは年々高いレベルでの争いになるだろう」と語った。

○外野手
柳田悠岐(ソフトバンク)
102試合、守備機会199、守備率.975
192刺殺2補殺5失策1併殺

レオネス・マーティン(ロッテ)
101試合、守備機会183、守備率.967
169刺殺8補殺6失策1併殺

西川遥輝(日本ハム)
100試合、守備機会206、守備率.990
202刺殺2補殺2失策0併殺

 いの一番に名前をあげたのは柳田。「甲斐と同じようにシーズン通して支えた点が、チームの安定感につながったのは間違いない。センターの守備も、見ていて心強かった」と森脇氏。さらにマーティンの守備力の高さにも注目していたといい「肩の強さはもちろん、的確な状況判断にも優れている。捕球はもちろん、送球もいい」と語る。最後のひとりに選んだのは西川で「あのカンの良さとスピードはやっぱり今季も目を見張るものがあった。来年はここに日本ハム・大田とロッテ・荻野が割って入るだろう」と予想した。

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