大谷翔平は「二刀流であることに理由がある」 同僚が絶賛する“トラウト以上”の才能

エンゼルス・大谷翔平(右)とジャスティン・アップトン【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平(右)とジャスティン・アップトン【写真:Getty Images】

通算307本塁打のアップトン「オオタニは俊足で、パワーがあり、速い球を投げる」

 エンゼルスのジャスティン・アップトン外野手が米放送局「CBSスポーツ」の番組に出演し、同僚の大谷翔平投手を「最も才能ある野球選手だ」と絶賛した。

 通算1681安打、307本塁打を誇るアップトン。オールスター戦にも4度選出されている球界を代表する外野手の1人だが、二刀流・大谷は特別なようだ。同局のダニー・ヴィエッティ記者に「オオタニはそれほど特別ですか?」と問われると、賛辞の言葉を並べた。

「僕が今までに見た最も才能ある野球選手だ。何でもできるからだよ。マイク・トラウトは投げられない。ムーキー・ベッツも投げられない。ムーキーは投げられるかもしれないけどね。自身の分野で本当に優れた野球選手はいるけど、何でもできる選手はいない。エンゼルスで最も俊足。最もパワーがある。最も速い球を投げる」

 アップトンは2017年途中からエンゼルスでプレー。大谷の2018年の二刀流旋風を目の当たりにしてきた。ヴィエッティ記者は「オオタニは野球のユニコーンということだね」と例えると、アップトンは「ショウヘイがしていることをできる人は他にいない。もしホームランダービーに出場するなら、彼が優勝すると予想するよ」と続けた。

 今季の二刀流復活が期待された大谷は、投打ともに振るわなかった。シーズン終了後には二刀流を後押ししてきたエプラーGMが解任され、米メディア間では二刀流断念論が出ていた。アップトンはヴィエッティ記者から「打者か投手に専念した方がいいと思いますか?」と問われたが、首を横に振った。

「二刀流であることには理由がある。両方ともできるんだから。彼に右翼でプレーするように言ったら、オールスターレベルの打者になるだろう。そこで十分なプレー時間を確保できれば、ゴールドグラブ賞の候補にもなるだろう。バズーカを投げられるし、球界トップレベルの俊足だからね」

「どこかの時点で選択を迫られるかもしれない。でも、健康な状態でマウンドに立てば、100マイル(約161キロ)の球を投げ、すごいスプリットとスライダーを投げるのを誰もが知っている。そのような選手に選べと言うことはできないよ。両方の能力を持っているんだ」

 チームメートの信頼は厚い。来季は結果に結びつけたいところだ。

(Full-Count編集部)

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