本塁打数や勝利数だけでは測れない“貢献度” データでみる「真の助っ人」は誰?

ソフトバンクのマット・ムーア(左)と日本ハムのドリュー・バーヘイゲン【写真:荒川祐史、石川加奈子】
ソフトバンクのマット・ムーア(左)と日本ハムのドリュー・バーヘイゲン【写真:荒川祐史、石川加奈子】

来日1年目の日本ハム・バーヘイゲンは“エース級”の活躍証明

【投手】
ドリュー・バーヘイゲン(日本ハム)3.4
マット・ムーア(ソフトバンク)2.5
リバン・モイネロ(ソフトバンク)2.1
アルバート・スアレス(ヤクルト)1.8
エドウィン・エスコバー(DeNA)1.8
ヤリエル・ロドリゲス(中日)1.8

 投手では、来日1年目から8勝を挙げた日本ハムのバーヘイゲンがトップとなり、12球団全体でも7位だった。上位6人はオリックス・山本や中日・大野雄、巨人・菅野ら各球団のエースが並び、データでもエース級の活躍をしたことが証明されている。

 2位はソフトバンク・ムーア。今季は故障離脱もあってシーズン通した活躍はできなかったものの、13試合登板で6勝を挙げた。同じソフトバンクのモイネロが3位にランクイン。40ホールドポイントを挙げて最優秀中継ぎに輝くなど鷹のブルペンに欠かせないセットアッパーとしてフル回転した。4位はヤクルトのA・スアレスで、今季は4勝4敗ながら防御率2.67と安定感はあった。一方、阪神の守護神を担い最多セーブのタイトルに輝いた弟のロベルト・スアレスは、僅差の「1.7」で7位タイだった。

 華麗なプレーや単なる数字だけでは離れない“貢献度”。2021年シーズン、助っ人たちはどんな活躍を見せてくれるのだろうか。

(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)

データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
 2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。

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