元Gマイコラス、両リーグDH制に持論を展開 「僕はもっとホームランが打ちたい」
打者がホームランを打った際のパフォーマンスにも言及「どれだけ喜んでもいいけど…」
元巨人でカージナルスのマイルズ・マイコラス投手が今季導入された両リーグDH制について持論を口にした。米ラジオ局「101 ESPN」に出演した右腕は「投手が打席に立つのに賛成。僕はホームランが打ちたい」と、来季のナ・リーグへのDH制導入を反対した。
今シーズンはキャンプ中に右前腕部の手術を行い全休したマイコラス。新型コロナウイルスの影響でシーズンが短縮され今季はナ・リーグにもDH制が導入された。来季も両リーグでの導入が検討されているがマイコラスは「投手が打席に立つのに賛成だよ。僕はもっとホームランが打ちたいし、スイングしたい」と、DH制導入には否定的な意見を口にした。
18勝を挙げ最多勝を獲得した2018年には2本塁打を放ち打撃でもチームに貢献、さらに2019年のオープン戦ではナショナルズのエース・ストラスバーグから左中間へ2ランを放ち注目を浴びており「スプリングトレーニングだったけど、僕にとっては大きかった」と振り返っていた。
また、打者がホームランを打った際のパフォーマンスについても言及。メジャーでは豪快なバットフリップなどを行うと“報復”として死球を受けることもあるが「間違いなくボールが着地する前に走り出す必要があるね」と指摘。
一発を打たれる投手目線として「打者が嫌な目つきを投手に向けたり、投手を見ながら走塁したり…。過去のことがあれば、多くのことに関わってくる。どれだけ喜んでもいいけど、投手を見て個人的なパフォーマンスをする必要はない。ダグアウトを見てチームメートたちと祝福するなら問題ない」と語っていた。