DeNA加入ロメロは157キロ高速シンカーの使い手…でも“最大の武器”はスライダー?
2018年のメジャーデビューから15回2/3イニング連続無失点を記録
DeNAと契約を結んだフェルナンド・ロメロ投手。16歳だった2011年にツインズと契約して以降、常に大きな期待を寄せられていた。2018年にメジャーデビューを果たした際も、球団記録に迫る連続無失点をマーク。そのキャリアを、地元紙の「スター・トリビューン」が振り返っている。
同紙では、ロメロのツインズでのキャリアを回顧。2011年の入団以降「彼はすぐに投手プロスペクトの上位選手として頭角を現し、ファームシステムを駆け上がっていった。ベースボール・アメリカは彼を2017年ツインズのプロスペクト4位にランク付けした」と期待の高さを振り返った。
メジャーデビューを果たした2018年、デビューからの15回2/3イニング連続無失点をマーク。その記録は、今季限りでオリックスを自由契約となったアンドリュー・アルバースが2013年に記録した17回1/3イニング無失点に次ぐ2番目の長さだった。ツインズでは2シーズンで通算26試合に登板。防御率5.17、WHIP1.56だった。
「Baseball Savant」によると、2019年のロメロの投球スタイルは約60%が平均急速97.1マイル(約156キロ)のシンカー。ただ、被打率.433、被長打率.667(30打数)だった。一方、平均球速87.3マイル(約140.5キロ)のスライダーは約30%で、被打率.154、被長打率.269、Whiff%(空振り率)も64.7%と有効な球種に。平均球速96.6マイル(約155キロ)のフォーシームと92.2マイル(約148キロ)のチェンジアップの割合はそれぞれ約6%だった。
まだ26歳と若く、一皮も二皮も向ける可能性がある助っ人右腕。異国の地でも、球団記録に名前を連ねるような奮闘を見せるか注目が集まる。
(Full-Count編集部)